・エアコンの冷暖房は熱交換することで発揮される。

エアコンの冷暖房は、エアコン自体が冷たい風や暖かい風を作って部屋内に送り出していると思われてる方もいますが、厳密に言えばそれは間違いです。

実際にはエアコン本体と配管内を循環している冷媒ガスが循環の過程で圧力の変化により状態変化(気体⇄液体)し、その際の熱交換によって冷たくなったり暖かくなった空気を部屋に送り出しているという仕組みです。

エアコン購入した際には冷媒ガスは全て室外機の中に封じ込まれており、エアコン設置し室内機と室外機を配管でつなぎ、ガスを解放・循環させることで冷暖房が発揮できるようになります。

エアコンを取り外す時にもポンプダウンという方法で室外機にガスを戻し、室内機と配管を取り外すことでガスを漏らさずにエアコンを取り外すことができるような仕組みになっています。

・冷媒ガスがなくなるとどうなるか

機器不良や設置工事ミスなどにより循環しているはずの冷媒ガスが漏れてしまうことがあり、一定量漏れてしまうと次のような症状が出ます。

効かなくなる

前述したようにエアコンの冷暖房は冷媒ガスの熱交換により発揮されます。冷媒ガスが何かしらの理由により漏れてしまうと熱交換を行うことができず冷暖房が効かなくなります。漏れるスピードにより設置後数年後に効かなくなるということも珍しくありません(スローリークと言います)。大きな漏れがある場合には設置後数日〜数ヶ月で効かなくなるので施工業者に連絡しましよう。

エアコンが停止する

ガスが抜けたままエアコン運転するとエアコンにとっては負担が大きく、同時に危険なため、自動的に数分程度で停止する場合があります(全機種ではありません)。停止すると室内機のランプが点滅します。

なお、「点滅=ガス漏れ」ではないので点滅が確認できたらメーカー、施工業者に連絡してください。「メーカー名+エアコン+点滅」で検索すればどんな理由で点滅しているのかご自分で調べることもできます。

ガス漏れ修理すれば直る

冷媒ガスが機種の不良や工事ミスで漏れてしまい冷暖房が効かなくなってしまった場合には、漏れ箇所を修理し冷媒ガスを規定量入れ直すことで修理可能です。

エアコンのガス漏れ原因で一番多いのは工事ミス、特に配管接続でのミスです。その場合には配管接続をやり直し(場合によっては配管交換も必要)、ガスを入れることで直ります。配管交換、接続部修理、冷媒ガス補充となると費用的にもエアコンの設置状況や機種によりますが結構な費用となる可能性もあります。メーカーや施工業者の保証が使えない場合にはそこで修理するか、買い換えるかと悩まれるお客様も少なくありません。

お客様にとってはどのような選択肢があるかもなかなかわからないと思いますが、モリタメンテナンスサービスでは、何がベストかをお客様と相談し作業依頼をお引き受けします。効かなくなったエアコンは修理が良いのか、買い替えが良いのか、相談に乗ります。

「エアコンの効きが悪い」「全く効かない。古いから交換したい」など、高崎市・前橋市周辺のお客様でエアコンのガス漏れ修理や買い替えをご検討の際はお気軽にお問い合わせください。

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