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エアコン取り付け手順を知っておくべき理由。
エアコンの取り付け工事を依頼したお客様が実際に作業をするわけではありませんが、大まかな作業の流れや現場に応じた作業の違いは知っておいたほうが良いと思います。
業者側もお電話で話を聞いただけではお客様が依頼しようとしているエアコン工事が一般的な作業で完了するのか、特殊な作業が必要なのかはなかなか知ることができません。そのため、お客様にしっかりお伝えいただくことが作業や工事費用にとって大切になります。
何も知らずにエアコン工事を依頼すると「想像していた感じと違う」「想定外の工事費用がかかってしまった」などの問題を抱えることも珍しくありません。
取り付け手順
取り付け場所を決める。
まず我々業者は作業を始める前に事前に聞いていることの確認、お客様の要望などをヒアリングし、作業的に問題ないか、見積り工事費用に変更がないかなどを確認します。
この時、エアコンの構造や作業の都合上お客様要望場所へ設置できないと判断されることもあります。
室内機を取り付ける
取り付け場所が決まったら室内から作業をします。
壁に配管貫通穴が開いていない場合には配管貫通穴を壁に開ける作業が必要です。一般的な木造サイディング、モルタル壁で壁厚が20cm弱の場合には特に問題ありません。しかし、壁の材質がALC,コンクリート、ガルバリウム、タイルなどの場合には通常の穴あけ工賃以外に追加費用がかかります(対応できない場合もあり)。
賃貸住宅で穴あけ作業を行う場合には事前に管理会社やオーナーへの連絡および承諾が必要です。承諾が得られていない場合は作業することができません。
都合上、穴あけができない場合には「窓パネル」(5000円〜)を使用することもあります。窓パネルは窓枠があれば使用でき、壁に穴を開けることはありません。
配管貫通穴が無事に確保できたら、次に室内機を壁に取り付けるために「背板」と呼ばれる鉄板を壁にビス、ボードアンカーで取り付けます。この時、壁にビスが打てない(賃貸、コンクリート、土壁などの)場合には「たて桟金具」というアングルを使用する必要があります(1500円)。
配管を加工・接続する。
エアコン(室内機)に配管を接続していきます。
冷媒配管は接続のために接続部分をフレア加工します。新規配管でも、(一度使用した)中古配管でも新しく加工を行います。
移設などで取り外したエアコンの再取り付けの際は長さが十分にあればそれまで使用していた配管を再使用できます(諸条件あり詳細はこちら)。再使用できない場合には新品配管への交換が必須です(2分3分配管 1500円/m)。
配管の仕上げ方法には標準である「化粧テープ巻き仕上げ」と、費用がかかる「化粧カバー仕上げ」の2パターンあります。
化粧カバーは室内、室外共に施工することが可能です。使用する長さや曲がり部品によって費用は異なります。(室内8,000円〜、室外5000円〜)。
室外機を設置する
室外機の設置方法や状況によって工事費用が大きく変わります。室内機と同じ階の地面やベランダに平置きの場合はほとんど問題ありませんが、「室外機を壁面金具に設置する」「屋根の上に設置する」「室内機の設置階数と異なる」などの場合には高所作業や特殊作業費用が別途がかかります(5000円〜)。
既存の金具をそのままし使用し室外機を設置する想定の工事でも、現場にて「金具が腐食していて使用できない」と判断される場合もあります。
真空引きをする
室内機と室外機を配管で接続したら「真空引き」を行います。
真空引きとは、冷媒ガスの通り道である配管内部を真空にし不純物(水分)を除去する作業のことです。真空ポンプをしようして行います。この作業を省くとエアコンの故障に繋がる可能性があるためメーカー指定作業になります。
・適切施工と適正価格でのエアコン工事が大切
エアコン一台設置するだけでもその費用は現場ごとに見積りしないくてはいけません。電話やメールにて事前にお聞きしている内容、金額で作業が完了することもあればそうではないこともあります(増額もあれば減額もあり)。
エアコン取り付けに関わらず、このような住宅設備関連の工事ではこのようなことは全く珍しくありません。しかし、お客様にとってはあまり良いものではないことだと思います。実際にエアコン設置工事当日にお客様と業者間でトラブルになることもあります。
当社も現場調査していない限り、「お電話でお話しした見積り金額で100%完了します」と言うことはできません。しかし、少しでもその誤差を無くしたいと思い、このホームページ内で料金表や作業と料金例を掲載しています。
「適切価格で適切な施工をやってもらいたい」と言う群馬県高崎市、前橋市周辺のお客様はモリタメンテナンスサービスにご相談ください。直受けで責任を持ち、20年以上の経験で対応させていただきます。